今回の100倍ICOは、中身がどうやらだいぶ違うみたいだけれど、
良いか悪いかは別にして、 ユーザーの感想を集めながら動画で内容を小出しに紹介してくるプロダクトローンチの匂いはするわね。
100倍っていうのもあくまで、宣伝している側の『そうなったらいいな』っていうオチだよね、きっと。
ホンモノやニセモノという前に そういったところは常識として理解しておくべきね。
価格は 宣伝としては控えめの10倍になって、自分が取引所のオーナーになることでさらに10倍分の利益を得られるっていうものらしいんだ。
ヒトミちゃんはどう思う?
仮想通貨業界って本当に何が起こるかわからないのよね。
詐欺と疑われていたものも、たまたま人気が出て上場してしまえば、詐欺ではなくなるなんてこともあるし。
もちろん、前提として、プロジェクト自体がちゃっと存在している場合だけどね。
それじゃあ、今回は『AIE』を一緒に考えてみない?
100倍ICOの中身
AIEトークン
AIEトークンは、AI(人工知能) ×ブロックチェーンの力で取引所を運営しようというものらしいです。このAIEトークンは、10倍になるとみこんでいるそう。
そして、このICOに参加することで、
モンゴルの取引所のエクスチェンジ・アンバサダー(仮想通貨取引所のオーナー)になれるそうです。このエクスチェンジ・アンバサダーになることで、権利収入を得られるとのこと。
ただ、一人でオーナー権を得るのではなく、他のICO参加者ももちろんいます。
謳い文句では、エクスチェンジ・アンバサダーになれるのは、先着500名となっています。
(しかし、HPで先着500名からカウントダウンがはじまり、500から10までは勢いよく数字が減っていくのですが、いくらたっても10名より下の数字になりません・・・・・)
取引所はかなり儲かるので、
500人という多くの人数で取引所の儲けを分配しても、最初に投資した10倍の利益を得ることができるようになる。
ということだそうです。
ザックリとした案件の内容はこのような感じです。
プロジェクトのサポートには、モンゴルの現役議会議員ガントゥルガ氏という方
元財務大臣ガンホヤグ氏、そしてモンゴル唯一のマイニング企業の
代表取締役バトタミル氏と、モンゴルの重鎮が名を連ねて紹介されています。
モンゴルの仮想通貨取引所で、すでにモンゴルの大物がプロジェクトメンバーなのに、なぜわざわざ日本の個人オーナーを大々的に募集する必要があるのか?と
疑問に思いますが、
宣伝動画によると、仮想通貨の保有率は日本人の割合が大きく、仮想通貨界で日本人は重要視されるためだそう。
滝川 准士 氏
そして、この案件のオモテにでてきているのが、滝川 准士 氏という人物です。
今まで、さまざまなビジネス、株やFXなどの投資での成功、仮想通貨にも精通し、現在はICOコンサルタントととして活躍しているそう。
そして、ウラ方の仕掛け人(?)には、阿部 大地郎(ダイジロウ)氏という人物がいます。
阿部 大地郎氏は、
『阿部式せどり塾』や『The Crest』という権利収入に関する案件、さらには英会話ビジネス(英会話の本を出版していますが、結局は英会話スクールの宣伝のような内容だった、という口コミ有)を手掛けています。
特に、『阿部式せどり塾』や『The Crest』は大炎上をくらっています。
動画の中で確かに滝川氏が、モンゴルの実在する重鎮と会っているシーンは流れました。
(上に並ぶモンゴルの重鎮たち3人は、確かに存在するようです)
ただ、モンゴル語(?)なので、何を実際に喋っているかはわかりません!!
その内容を 翻訳して欲しいですね。
この案件に参加するにあたりメールアドレスの登録が必要となるのですが、そこから、様々な有料の塾や商材の案内がくることはある程度覚悟が必要です。
これまでの阿部 氏のビジネススタイルから考えるに想像し難くはないです。
また、プロジェクト自体が実在していたとしても、必ずしも儲けがでるとは限らないということも肝に銘じておきましょう。
なぜモンゴル? 疑問点
この案件を見て「なぜモンゴル?!」と思った方は多いと思います。
動画でも説明がありますが、モンゴルは経済成長が著しく、今後の発展が見込めるためだそう。
数年前の日本の仮想通貨業界と似た状況にあり、まだまだ伸びが見込めるため、今のうちに投資をしましょう、ということのようです。
ここまでの話だとたしかに納得できる気がします。
ただ、やはり覚えておかなければいけないのは、どんな投資にしろ絶対はありません。
まだ伸びていないだけならいいのですが、今後も伸びない可能性だってあります。
また、伸びるにしろ、その時期も分かりません。しっかり調べる必要があります。
調べて判断してこそ、投資です。
そうでなければ、ギャンブルとなんら変わりません。
あと、やはり気になってしまうのが、特定商取引法に基づく表記にある住所です。
P.O. BOX 957, Offshore Incorporations Centre, Road Town, Tortola, British Viagin Island.
と書かれています。
こちらはカリブ海にあるタックス・ヘイブンの地域(課税が少ないor免税の地域)、イギリス領ヴァージン諸島です。
そこへ、私書箱・バーチャルオフィス(ビジネス用の住所をレンタルできるもの)を構えているような印象です。
バーチャルオフィスが悪いわけではありません。
しかし、この様なモンゴルの案件で 何かあったときに
カリブ海の住所に問い合わせたところで、ちゃんとした対応をしてもらえるのか・・・・・・
少し不安に思えます。
本当に実在するプロジェクトか否かを見極めるのは難しいけど、なんでこんなオイシイ話をばらまいてくれるんだろう?って思う。
あと、投資を決定する判断材料に欠ける気がするな~。
それにしても、あなた 中々しっかりしてきたじゃない!
見なおしたわ!
AIE まとめ
- AIEトークンは、AI(人工知能)×ブロックチェーンの力で取引所を運営しようというプロジェクト。
- このICOに参加することで、モンゴルの取引所のオーナー権を得られ、権利収入も得られるようになるそう。
- AIEトークンは、10倍になる見込みのよう。また、取引所の権利収入に関して、最初に投資した10倍の利益を得ることができるから、併せて『100倍ICO』ということらしい。
- プロジェクトのサポートには、モンゴルの現役議会議員や、元財務大臣、モンゴル唯一のマイニング企業の代表取締役がいるそう。
- この案件のオモテにでてきているのが、滝川 准士 氏。様々なビジネスや投資で成功してきた人物らしく、現在はICOコンサルタントという肩書をもつ。
- 仕掛け人には、阿部 大地郎(ダイジロウ)氏。過去のせどり塾や権利収入に関する案件で大炎上している。
- この案件に参加するにあたりメールアドレスの登録が必要
- 何故モンゴルなのかという理由は。モンゴルは経済成長が著しく、今後の発展が見込めるためだそう。
- モンゴル発で、なぜ日本人向けに案件があるのかという理由については、仮想通貨の日本人の保有率が高く、日本人が重要視されているためらしい。
- 特定商取引法に基づく表記にある住所が、イギリス領のヴァージン諸島である。
投資をするなら、調べて納得できるものでなきゃね!
もし他に何か情報があれば、あなたも教えてね!!
拡散希望:モンゴルのARD金融グループのコメント文
モンゴルのARDグループ Facebookリンク
/Япон хэл дээр/МЭДЭГДЭЛАрд Санхүүгийн Нэгдэл нь 2016 оноос эхлэн блокчэйн дээр суурилсан технологи болон крипто...
当記事にいただいたモンゴルのホランノスケさんからのコメントをこちらでも調査し、
ARD側(モンゴルの会社)にも事実を確認をされたということで その内容を紹介させていただきます。
モンゴルのARDグループは、このFacebookの発信によると、
「AIE EXCHANGE」と名乗る日本企業に関して
「ミーティングに来られる時、事前の許可なしに動画収録をし始めました。
我々は自社の紹介しかしませんでした。当事は両者は協同事業について一切話していません。」
と、言い切られています。
ARDは Facebookでこの様に、強めの論調で公式に発表されているとう事実。
そして宣伝されていた内容は事実無根で、自分たちはその内容と関係ないと明言されているということで 間違いないと思います。
この案件、あんまり関わらないほうがよさそうですね。