あ、でもこっちICOプロジェクトは 胡散臭いな~・・・・
あ、まてよ、
こんなスゴイ人が出てきたからやっぱりホンモノなのかな~・・・・
仮想通貨の色んな案件を見てるんだ。
でも、とにかく、案件が多すぎるのと、詐欺も横行してるから見極めが難しくて・・・・・
色々調べててさ、『With Coin(ウィズコイン)』っていうのが出てきたんだけど、
ヒトミちゃん知ってる?
ウイズコインは、英語の大文字でWITH COINと書くものと
小文字が混ざってWithCoinと書くものと 2種類あるから注意が必要ね。
小文字の入っているほう! こっちの
WithCoinのほうなんだけど。
ぶっちゃけ、どう思う?
かといって、詐欺案件とも決めつけもできないの。
じゃぁ、今日はWith Coin(ウィズコイン)について一緒に考えてみましょ!
WithCoin どんなプロジェクト?
WithCoinは、オンライン形式を含むカジノやゲームサイトの送金を目的とした仮想通貨プロジェクトのようです。
外貨に換えるのは、コストもかかり、手順がややこしいという難点があります。
それを解決し、手軽にカジノで楽しめるようにしようというものだそう。
ウイズコインのマイニング手法は、ビットコインのような従来のPoW(プルーフ オブ ワークス)ではなく、
PoI(プルーフ オブ インポータンス)を採用するようです。
ポイント用語解説
PoI(プルーフ オブ インポータンス)とは、その通貨の保有量とそれを流動させた量に合わせて利息の様に報酬がもらえるマイニングの仕組みで、その手法はNEM(ネム)が採用することで有名です。
運営の企業となるのは、
D-BAC INTERNATIONAL COMPANY LIMITEDという住所が香港・マカオの会社です。
Company Name | D-BAC INTERNATIONAL COMPANY LIMITED |
---|---|
Representative | Chen Zhiyu |
Capital | 25,000MOP |
Tel | +853-2852-3408 |
Address | 澳門宗玉生廣場181-18(Macau) |
D-BAC 事業内容
国際的な資産運用 および活用に関する調査、研究・インターネットを利用した資産活用に関する活動報告
と書かれています。
実際に会員は何千人もいるようで、D-BACの利用でカジノのバカラで利益を上げやすくなる(?)ということで会員数が増えたようです。
ただ、過去にD-BACの日本法人クライスによる勧誘トラブルがあり、いい印象を持たない人もいます。
そして、パートナー企業が、日本の
株式会社ラプレマホールディングスという会社です。
株式会社ラプレマホールディングスの事業内容
HP作製・システム開発、マイニングマシン販売・運営代行、事業投資・子会社運営管理
とあります。
フィンテック系の企業のようです。
ビットステーションという取引所があったのをご存知でしょうか?
ビットステーションは、実はラプレマホールディングスから独立した会社です。
独立後ではありますが、顧客の財産の私的流用のため、金融庁から業務停止命令を受け廃業しました。
ラプレマホールディングスのCEOは、ビットステーションと深い関わりがあったということもあり、このこともWithCoinが今一つ信用されていない要因になっています。
取引情報と懸念材料
プレセールは2018年1月に行われ、1WithCoin=0.5円でした。
一口あたり1000万円と高額であったため、YouTubeやTwitterなどのSNSで団体購入の告知が一斉に行われました。
2018年5月末にアメリカの取引所にて上場予定となっています。
WithCoin | ウイズコイン |
ICOプレセール時価格 | 1WithCoin = 0.5円 |
発行枚数 | 50億枚 |
その時にバイナンスやヒットビットへの上場という噂もありますが、現在の公式ホワイトペーパーでは『U.S.の取引所』となっているだけで、なんとも言えません。
上場トピックス?
※5月30日HITBTCに上場決定か!?と言われています。(5月21日時点)
それにより、受取用のウォレットが、HB ウォレット・HB Wallet(イーサリアムベース)に急遽変更になった模様です。
受け取りの際は要注意。
これは ヒットビット取引所がWithCoinトークンの形式に対応しておらず、上場する日を遅らせるとなく実行するための苦肉の策とのこと。
また懸念材料としては、松山光市 氏という男性がコイン開発者としてネット上で、マル秘コインの告知をしているのをよく見かけます。
このマル秘コインというのが、おそらくはWithCoinのことのように思われます。
松山氏のプロジェクトに関しては、YoutubeやTwitterなどのSNS上で詐欺案件か否かでかなり議論がされています。
ただ、松山氏がマル秘コイン(おそらくWithCoin)が雑誌の月刊仮想通貨に特集が組まれる、そして バイナンスに上場するということを動画で話しているのですが、それらの発言が次々と否定されています。
月刊仮想通貨は、以下の画像のように注意喚起しています。
はじめは掲載される月が伸びただけという一部の噂もありましたが、
月刊仮想通貨の編集部からは、法的措置を検討とまで発信され、掲載を完全否定されています。
メジャーカジノ・オカダマニラ
#オカダマニラ
セクシーお姉さんのダンスや音と光の噴水ショーもあるので、カジノをしなくてもソレなりに楽しめます。 pic.twitter.com/LNHp9eofBi— マニラ夜遊びアテンド エスコートサービス (@gaku_a_gogo) 2018年1月15日
また、一部仮想通貨系YoutuberやTwitter、ブログの団体購入案内動画では、WithCoinが有名カジノのオカダマニラの名前をあげ、そこで使われるようになると話しているものもありましたが、
公式のホワイトペーパーでは 現在、オカダマニラの名前はありません。
公式ホワイトペーパー
#オカダマニラ 全体的にスゴい😂
麻薬犬いるし笑 pic.twitter.com/8VRZ5MYD2B— 羽生田晃裕Akihiro Haniuda (@aki32358) 2018年1月18日
WithCoin自体が、必ずしも実現しないプロジェクトと決めてしまうことはできませんが、こういう事態はかなりのマイナスイメージではないでしょうか。
また、プロジェクトがホンモノで実績を積んでいけば、マイナスイメージがついたものでも、話題になっていき 買い手があつまれば上場も十分に可能な世界です。
ただ、仕手コインのように終わってしまう可能性も大いにあります。
プレセールで0.5円で買った人たちが、上場して価格が高騰した時点で 一気に売ってしまい、その後買い手が増えなければ、価格は上がりません。
これはどんなコインにも言えることですが、WithCoinにおいて、普及のさせ方も正直、あまり期待できません。
2018/1/19付でウィズコインを発行するウィズ国際財団が米国国税庁から指定寄付金団体として認定されたという通知文書です。
今後は公益法人としての寄付金に対する税金減免を受けられる事になり、社会的存在価値がより一層高まる事が期待されます。#ウィズコイン #withcoin #仮想通貨 #暗号通貨 pic.twitter.com/edBb6NEkSI— WithCoin Japan (@WthcJapan) 2018年5月3日
このようにWithCoinにはプラス材料がないわけではないですが、
D-BACの8,000人の会員が普及活動に従事するとだけ書かれているだけで、それを証明する材料が乏しいです。
また、信用できない情報が複数出ている中で、
これらを挽回できる程の プラス要素のイベントが打てるかどうかも このコインを見極めるポイントになるでしょう。
そもそも、自分が本当に投資をしようとしているのか、情報に踊らされてるだけのギャンブルをしていないか ということも考えなきゃダメね。
じゃあ、今日のまとめよ!
WithCoin まとめ
- WithCoinは、オンライン形式を含むカジノやゲームサイトの送金を目的とした仮想通貨プロジェクト。
- D-BAC INTERNATIONAL COMPANY LIMITEDというマカオの会社と日本の株式会社ラプレマホールディングスという会社がプロジェクトチーム。過去に勧誘トラブル・関連企業が顧客の財産の私的流用などの問題がありマイナスイメージあり。
- プレセールは2018年1月に行われ、1WithCoin=0.5円。一口あたり1000万円と高額であったため、SNSで団体購入の告知が一斉に行われた。
- 上場は2018年5月末にアメリカの取引所での予定。バイナンスやヒットビットの噂はあるものの、公式には現在は書かれていない。※5月30日HITBTCに上場決定か?
- 松山光市 氏がマル秘コイン開発者として、出てくるプロジェクトがあり、WithCoinの話をしている。雑誌 月刊仮想通貨に掲載されると本人は話していたが、月刊仮想通貨から公式に掲載予定はないとコメントが出された。
- ネット上で、WithCoinが有名カジノ オカダマニラで使われると紹介されているが、公式のホワイトペーパーには現在 明記されていない。
- プロジェクトは実在していても、コインの普及方法に説得力が今ひとつ、マイナスイメージも強く信用に欠ける。
それを 見極めるのは難しいけれどね。
ただ、基本的なことだけど、とにかく投資は自己責任よ!
あやふやな噂だけで流されないようにすることね!