大手銀行三菱UFJも、ついに仮想通貨界に入ってくるんだね!
それにしても、大手銀行のコインともあれば信用度も高いんじゃないの?!
仮想通貨が一般に広まるのにも一役買ってくれそうね。
注目・信用度も高いコインなら、今からぜひ知っておきたいな!
MUFGコインってどんなもの?
MUFGコインは、三菱UFJフィナンシャル・グループにより生み出される仮想通貨です。
1コイン=ほぼ1円になるように安定させていく見込みです。
これは、仮想通貨の価値の変動が激しいため、
その価値を法定通貨(日本円)と同じにして保証しようとする動きの1つです。
例えば、ある仮想通貨で車を買おうと思っ場合、
その支払い時に、相場が下がって「いきなり買えなくなった!」とか、
相場が大暴騰して、車が「2台買えてラッキー!!」といったケースなどもあり得ます。
ここまで、その価値が予測不能すぎては、実際に生活する上で支障が出てしまいます。
だって、長い間 計画して購入する予定だったものが、何の予告もなく突然 買えなくなったりするのですから。
なので、その価値を安定して保証する仕組みを
仮想通貨でも作ってしまおうということなんですね。
そうなると、仮想通貨で儲かることはないかもしれませんが、その機能のメリットだけは残ることになります。
MUFG 取引所の開設
三菱UFJは、もちろん取引所の開設も行います。
実店舗はもたないかも知れませんが、
法定通貨を扱う銀行が仮想通貨の取引所を作るケースは初めてのはずです。
現在の銀行で採用しているシステムとは異なり、ブロックチェーンを用いたお金(仮想通貨)の管理になります。
早く送金できるようになったり、手数料が安くなったりと、利用者に嬉しいことが期待できるでしょう。
専用アプリを使って、MUFGコインで送金や買い物の決済ができるようになることを目標としていて、現在も実験途中のようです。
昨年度中には、三菱UFJ社員の1500名で実験を行い、その後、社員8万人と規模を大きくして実験を開始したとのこと。
実験中は、本部ビル内のカフェでの決済や、飲み会など社員間での金銭のやりとりにMUFGコインを用いるなどしているそうです。
一般向けのMUFGコインの発行は、2018年度中を目指しています。
顔認証システム
さらに、スゴイのが、顔認証システムによるレジ無し店舗です。
これは、すでにアマゾンがアメリカで『Amazon Go』という店を出しており、アメリカではすでに実施されているものです。
Amazon Goでは、専用アプリのコードを入店時に機械にかざします。
そして、そのまま店内の欲しいものを手に取り、お会計をせずに店から出るだけで購入代金が、自動的に引かれるというもの。
アマゾンでは、このテクノロジーを『Just Walk Out Technology』とよんでいます。
この顔認証で、誰が何を買ったかがわかる技術を採用し、その決済がMUFGコインで可能になるよう開発中のようです。
Jコイン
ちなみに、仮想通貨界隈では、Jコインというものも話題なのをご存知でしょうか?
MUFGコインと たしかに似ていて、こちらも大手銀行が携わっています。
Jコインも、MUFGコインと同じく、1コイン=約1円で安定するよう工夫されるようです。
サービス開始予定は2020年なので、MUFGコインに遅れをとったようにも見えます。
しかし、MUFGコインは三菱UFJが主体なのに対し、Jコインはみずほフィナンシャル・グループ、ゆうちょ銀行、その他地方銀行の参加企業が多く、連合して開発を進めている分 おのずと規模は大きくなります。
そのため MUFGコインが独自の機能をもたないと、Jコインの方が普及してしまう、もしくは統一化なんてことも起こりえる話ですね。
円とほぼ同価値? 電子マネーのと違いは?
先ほども述べましたが、1コイン=ほぼ1円になるように安定させていく予定です。
では、
「そもそも日本円と価値が変わらないのであれば、電子マネーと何が違うの?
わざわざ手間ひまかけて仮想通貨にする理由は?」
と思われる方もいるかもしれません。
仮想通貨にするメリットといえば、やはりコスト削減です。
先ほども言いましたが、送金をする際、速いうえに更に安いのです。
現在の銀行での送金システムは、自分のお金を一度銀行を通して送金先へ送られます。
しかし、仮想通貨の場合は、Peer-to-Peer送金が可能で、その場合 自分のウォレットから直接、送金先のウォレットへお金を送ることができます。
これは、非常に大きなことで、
今当たり前に使われているクレジットカードの場合でも、手数料がそれなりにかかります。
さらにクレジットカードだと年会費がかかったり、店舗であれば、カード会社に手数料を支払ったりと見えにくいですが色んな費用が引かれています。
その支払いが仮想通貨に代わったとすれば、まず その手数料が安くすむという利点があります。
そして、何より、電子マネーと仮想通貨では大きく異なるのが、日本円や米ドルなどの現在までのいわゆる『お金』か否かということです。
電子マネーだと、100万円を超える金額の送金の場合、銀行を介さずに送金することは法律上禁止されています。
しかし、仮想通貨であれば、100万円の価値を超えていても、銀行を介さずに送金ができるため便利です。
とりわけ、企業間の送金ともなれば、100万円以上のやりとりは 銀行を通して当たり前のように行われます。
それを省略できるとなれば企業にとっても嬉しいですね。
取引で儲けを出すようなコインではないけれど、詳しく知れて良かったよ!
大手銀行が動き出せば、私たちのショッピングスタイルや ライフスタイルにも かなり影響を与えそうだしね!
それでは、ここでまとめよ!
MUFGコイン まとめ
- MUFGコインは、三菱UFJフィナンシャル・グループにより生み出された仮想通貨。
- 三菱UFJは取引所を開設し、そこからコイン発行を行う予定。1MUFGコイン=ほぼ1円になるように安定させていく見込み。
- 専用アプリを使って、MUFGコインで送金や買い物の決済ができるようになることを目標としていて、現在も実験中。昨年度中には、三菱UFJ社員の1500名で実験を行い、その後、社員8万人規模の実験を開始した。一般向けのMUFGコインの発行は、2018年度中を目指している。
- アメリカ『Amazon Go』のようなショッピングスタイルの提案も目指す。Amazon Goでは、レジが無く、顔認証により、レジ会計無しに店から出るだけで購入代金が、自動的に引かれるというもの。この技術を採用し、その決済がMUFGコインで可能になるよう開発中。
- JコインというMUFGコインに似たものが開発途中。MUFGコイン同様、1コイン=約1円で安定するよう工夫されるよう。
サービス開始予定は2020年とやや遅めだが、MUFGコインと違い、Jコインはみずほフィナンシャル・グループ、ゆうちょ銀行、その他地方銀行の参加が多くあり、順調に発行されれば影響力はより強いかもしれない。 - 電子マネーでなく、仮想通貨分野にかじを切った理由として、コストと時間の優位性があげられる。クレジットカードにしても、年会費の負担、店舗であれば、カード会社に手数料を支払ったりとコストがかかる。
- 仮想通貨で可能なPeer-to-Peer送金であれば、自分のウォレットから直接、送金先ウォレットへお金を送ることができる。
- 大きな金額の送金時に仮想通貨は便利。電子マネーだと、100万円を超える金額の送金の場合、銀行を介さずに送金することは法律上禁止されいる。
しかし、仮想通貨であれば、100万円の価値を超えていても、銀行を介さずに送金ができるため便利。
早くて2018年秋からサービスの開始予定よ。
やっと銀行も、仮想通貨に本気をだしてきてる感じかしら!