仮想通貨を少しやっているとICOって言葉を、耳にすると思うんですけど、その意味ってわかりますか?
今回はICOとは何なのかそして、その色々なものがる中で 怪しい案件を見分けて安全なものへ投資できるよう解説していこうと思います。
ICOとは?その意味
知らない人も多いと思うのですが、サクッと説明すると
ICOとは
Initial Coin Offering(イニシャル・コイン・オファリング)の略で、企業が新しい仮想通貨を発行するのに資金調達することをそう呼びます。
新規仮想通貨公開とでも訳したらいいですかね。
同じ意味でトークンセールとか言ったりもします。
こう言われても今一つピンと来ない人のために
産経新聞さんが解りやすく図でまとめてくれていましたよ。
これで なんとなく、その資金調達する仕組みと流れがわかりませんか?
そもそも なぜICOをするのか?
従来の金融機関の資金調達方法だと、資金が十分に集まらなかったり、借入金利が高くなったりする場合があります。
そうなると、これから新規事業を立ち上げたいベンチャー企業などは資金調達することが難しかったりします。
そこで、ICO(新規仮想通貨公開)をおこなうことで、そういった部分の解消ができるんですね。例えば
- 事業の価値を投資家に提示する必要がない
- 支払いは仮想通貨のため手続きがネットで完結
- 利子を支払わなくていい
- ネットを介して世界にむけて資金調達が可能
- 個人からベンチャー企業まで事業規模に関係なくおこなうことができる
- 投資家は少額から参加が可能
- 購入したコインやトークンは他の仮想通貨へいつでも交換が可能
こんなメリットがICOをすることであるんです。
金融庁が仮想通貨での資金調達規制へ 差し止め含め検討 https://t.co/WFvur36G3P
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年2月26日
そんな便利なICOですが、今のところそれに対する金融庁などの法的規定がなくて いわば無法地帯の状態です。
その甘々なルールが故に、悪質な詐欺まがいのICO案件も見かけます。そこで早急な法改正など 国も対応が必要でしょうね。
ICOの注意点
先ほども言ったように現状、日本では このICOに対して法の規制がない状態です。
なので、それに乗じて怪しいICOの案件もあったりしますので、騙されないように注意が必要です。
超絶浅い記事。著者のレベルの低さが際立つな。
ビットコインはバブル、ICOは詐欺、ブロックチェーンは… – シリコンバレーの流儀 (Diamond Online) - https://t.co/LYCBpDgw5a— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2018年2月26日
そんなことを言っているとICO=詐欺と誤解している人もいるようですが、
実際に社会貢献したりして 成果をあげている例も少なくありません。
そのように上手く行った通貨は、その価値を 実績に伴い10倍~100倍と上げていたりもします。
つまり、ICO自体が怪しいわけではなく、魅力的な案件がある中に、怪しい案件が無法な故に しれっと紛れ込んでいま す。
それを「トークンセール1○○コインを〇十万円で、今だけのチャンス!」みたいな話に乗せられて、つかまされたら大変です。
振込みはしたものの後の祭り。その後、まったく音沙汰なしとか…
怪しいICO案件
そこで、怪しいICOの簡単な見分け方を書いておきます。ぜひ参考にしてもらえればと思いますよ。
では、その内容を箇条書きにしてみます。
怪しいICOあるある
- 開発チームの記載無し
- 言語選択が英語と日本語のみ(本来なら英語と 第二外国語は中国語のケースが多い)
- 高利率配当を謳うICO
- 広告での必要以上な誘導(サイトの自動表示広告を含む)
- 詐欺的ICOを勧めるゴリ推しBLOGに注意
以上の条件が複数あてはまる場合は要注意です。
その時は以下の怪しいICOの見分け方で対策すると、およその判断がついて危険も回避できるはずです。
怪しいICOの見分け方
簡単にできて効果的な方法を2つだけ紹介しますね。
有名な海外掲示板の口コミをチェック
bitcointalkなど
こちらの掲示板は日本語ではありませんが、有望なICO案件は必ず話題になっています。
なので日本人向けに、その場しのぎで詐欺的に作られた企画やサイトなら、当然 海外で活発に話題になることはありません。
すでに問題を起して別の意味で有名になれば別の話ですが。
ですから、bitcointalkでICOの案件やコイン名のアルファベットで検索をかけて まったく情報がない場合、これはちょっとどうなのかなと疑ってみてください。
有望なICOと謳っているくせに、「世界的に話題にもなってない」「目を付けている人さえもいない」わけです。おかしいですよね。
開発者名をチェック
開発者の名前を検索してみてください。
Linkedinなど
こちらlinkdinは世界レべルでその本人が実在するか確認できるサイトです。
会員登録しなくても、検索だけは可能できますのでご安心を。
以上2つの方法で調べてみれば、本当に怪しい案件はまずわかります。
はじめの怪しいICO案件の項目に複数当てはまって、怪しいICOの見分け方で2つに引っかかれば怪しいと認定していいと思います。
ここまで注意しておけば、まず危ないICOに引っかかることはないでしょう。
ぜひご参考までに!
参加するなら まず有名で安全なICOを体験して、変な案件を見抜く目も養いましょう。
有効な投資をしましょうね。