本日、仮想通貨の取引所で有名なコインチェックで、
ハッキングがありました。不正アクセスが外部からあり、お金が盗まれたということです。
そのcoincheck(コインチェック)の和田代表社長 CEO(現場では開発統括)と取締役の大塚氏、
顧問弁護士 堀氏による記者会見がこれから開かれようとしています。
その中のコメントを、そのままわかる範囲で掲載していきます。
記者会見スタート
ハッキングにあった仮想通貨は、ネム(NEM)になります。
その異常が発生した時間は 2018年1月27日 午前3時。
このタイミングで、コインチェックのネムアドレスから流出(送信)を確認。
午前12時ネムの売買送金をコインチェック内で停止。警察に通報を行いまいた。
国内海外へ、ネムの売買の停止要請を 済ませています。
ネム(NEM)以外のリップルなど 他の仮想通貨の被害は出ていないと認識している。との事です。
現在、記者会見がおこなわれていますが、
ハッキングの被害にあった人への保証に関しては、現在検討中ということです。
ハッキングにあったネムの時価総額は
580億円になる模様。それにしても社長さん 若そうですね。
ちなみに ネムが失われた人の バックアップデータはcoincheck社のほうに一応あるようです。
現時点では、メガネスーパーなどで現在進行形の仮想通貨が使用できるイベントは
明日以降どうするか検討中ということです。
ハッキング・不正アクセスは海外から?
送られた発送先は、調査すれば わかるはずなので、それをこれから追跡していくということ。
ハッキング、不正アクセス先が 果たして国内なのか 海外からなのかは まだ不明の様です。
実際のところ、金融庁から取引所として正式の登録認可は取れていないが、
申請はして、許可がとれる目途で運営していたとのことですね。
本日コインチェック社で、
ネム(NEM)の保有残高が午後3時に異常に減っていることに気がつき、
16時33分時点で、コインチェックの全コインの送金の停止の処置をとったとのこと。
どれくらいの金額の通貨が流出した時点でアラートは鳴ったのかは不明ですが、
ネムの通貨は、1回にではなく 複数回に分けて流出した様です。
現金を預けている顧客の現金は、すべてロックアップされています。(動かせなくなっている)
つまり、この時点でコインチェックの送金や売買の機能はすべて停止されています。
コインチェックの送金全面停止に関して、復旧の見通しはたっていないとのことです。
大きな問題として、お客さんへの保証の問題が残っています。
これは会見で、何度も繰り返しての返答になりますが、
「在検討中です。」
ハッカーに対して、どう対応するか訴訟も検討中。
警察に対しては、不正アクセス防止法にもとずき届出をされています。
「ハッカーが限定できない場合どうするのか?」。。。これが一番のもんだいですね。
その補填の判断も、検討中とのことです。
なぜ coincheckが狙われたのか?
セキュリティが甘かったのか。。。
盗まれた通貨は、ホットウォレットに入れていたものということです。
強いセキュリティの
コールドウォーレットには入っていなかったようです。
ネム(NEM)をコールドウォレット対応することも検討段階だったということで
その矢先の出来事だったと。
「結果的に お客様に迷惑をかけて申し訳なかったと思います」
記者「なぜマルチシグナル対応をしなかったのか?」
「マルチシグに対応していないことは、
通貨上の性質にも関係しています。」
記者からは矢継ぎ早に質問が飛びます。
「金融の経験者が内部にいなかったことも原因があったのでは?」
「社員は何人で対応していたのか?」
その回答は、
「80人ぐらいで、システムが半数くらいです。」
「今後200人ぐらいに増員する予定でした。」
仮想通貨で、本件のような事態がおきた場合に対して、どのような対応をするかという規定は
現時点で 日本にはないようです。
コインチェックの東京渋谷の本社前に、今 人が集まっている模様です。
「日本円だけでも、出金させてほしい」との声が上がっているようですね。
ネム(NEM)の保有者数 詳細情報を公開するかは協議中。
「今後事業継続はできますか?」
「そのつもりで、動いていきます」
「580億円は仮に日本円で返す場合、
今手元に、その日本円はありますか?」
「保証の選択肢は検討中です。
お客様の資産をいかに保持するかを最優先させて動いております。」
これが、共通言語のように、取締役の口から繰り返し聞かれました。
ネム財団の対応はどうなる
「ロックアップ(送金停止されている)ネム以外の資産が戻ってくる保証はあるんですか?」
の記者からの質問に対して、和田代表が
「他の通貨に棄損(損害の影響が出る可能性)が100%ないとはいいきれない為に、現在調査をしている」
と発言。
ネム財団のほうから、この案件による
「ハードフォークは現時点で、できかねる」との回答があった。
この部分は、記者もよくわかっていない模様。
ハードフォークとかは、自分たちが決められることではなので、
という主旨の回答でした。
この できかねるというニュアンスは 記者会見の途中で、ちょっと変わっていきました。
ハードフォーク(問題があった通貨部分を切り離すこと)って、こういう盗難事件があったことで、
過去にした事例があるのでしょうかね。
記者から
「不可抗力という認識になるのでしょうか。
それならば、他の全世界の取引所でも このような不正アクセスは、
起こり得るという認識でよろしいでしょうか?」と質問。
「・・・・」
「どのように被害金額や 詳細データを公表するかどうかは、株主と含めて現在検討中です」
ということですが、
筆頭は 株主は和田社長と、取締役の大塚氏で、その半数を保持しているということ。
半数を保持している方が、今こうして会見しているわけだから、
2人の判断で、ここで発表してもいいのでは。という記者からの突っ込みがあり、
一瞬、会場に笑いがおきる一幕もありました。
「ネムを保持する約何万に影響がでたのかという 概略の情報だけでも教えて欲しい?」
これは、確かに気になりますね。
わたしもネムは所有していますから。
「なぜ、アメーバTVで記者会見をしたのか?」
というような、ツッコミもありました。
その回答は、
「このような時間なので、ここ(アメーバTV)しか空いていなかったから」
「なぜ、御社がねらわれたと思いますか?」
「なぜ、ネムという通貨が狙われたのでしょうか?」
「それは、わかりません・・・」
このような深刻な状況になって、
「これから、お客さんの対応はできるのか?」
何人で対応しているのかということですが、
「現在コールセンターの人数は50人です。
今後もっと増やす予定でした。」
はじめは、殺気立った会場の雰囲気も
記者のみなさんも、徐々に冷静になってきています。
「通貨によっては、
ビットコインとイーサリアムはコールドウォレットを利用している。」
ネムは、たまたま 扱ったタイミングが遅かったので、
ホットウォレットで管理していた。移行を検討している矢先の出来事になったようです。
「怪しいメールが従業員に届いている形跡はなかったという認識です。
詳しい事実を確認中。」
流出したネムは、コインチェックが保有してた額のほぼすべてになるということです。
その、ほぼすべてとは、つまり「限りなく100%に近い」とのこと。
記者:「最悪のケースは何だと思いますか?」
和田社長
「保有した金額をお客様にかえせなくなることです・・・」
日付をまたいで 午前0:57記者会見終了。1月27日
さて、利用者も多いコインチェックですが、
これから どうなるのでしょう。
ベンチャー企業でここまで頑張って来たのに、ダメになるなんて可哀そうすぎます。
マウントゴックスの事件のように、社内の人間の横領とかでないことを祈りますし、
仮想通貨だからこそ、その特性を生かしいて、
取引の記録とかで 盗んだ人間を確定して取り返して欲しいですね。
コインチェックには、なんとか持ちこたえて欲しいです。
他の取引所も対岸の火事ではないですから、
まず、コールドウォレット を各コインに対応させることが早急に必要になるんですね。。
わたし、自信もですが。
ところで、
ビットコイン・仮想通貨が一番買い時なときっていつか知っていますか?
取引所で、大きなハッキングがあった時なんです。
みんな怖くなって売りますから、価値は一気にさがりますよね。
仮想通貨やビットコインで稼いでいる人って、こういうタイミングを逃さない人なんです。
その判断ができた人が、今成功しているんですね。
こういう時に、仮想通貨ってやっぱり危ないねって言っている人は、
必ず 成功していません。
そういう人達の共通点は、こういった出来事の一か月、2か月後になって、
「あの時買っておけばよかった、
人生で最大の後悔」とか言っているものです。