今回はイーサリアム専用のウォレット、
「マイイーサウォレット」について取り上げるわ!
専用ってことは赤いウォレット?
先に言っておくわ!
今言おうとしたのに!!
マイイーサウォレットとは?
マイイーサウォレットの説明に入る前に、仮想通貨とトークンの関係について考えていきましょう。
仮想通貨とトークン、これはほぼ同一のものと見なされています。
ビットコインとイーサリアムはそれぞれ独自のブロックチェーン上で展開する「仮想通貨」という理解で間違いありません。
一方で、既存のブロックチェーン上で新たな仮想通貨が生まれるケースがあります。
ここでは、これをトークンとします。
マイイーサウォレット
マイイーサウォレットとは、解りやすく言うと イーサリアム上で生まれたトークン「ERC20」を一括管理できるウォレットです。
当初、イーサリアムをベースにしたトークンは無数にあり、規格や仕様がバラバラだったので トークンごとにウォレットを用意する必要がありました。
それをいちいち作っていたら管理も大変ですし、本当にトークンとして価値があるものかどうかを判断するにも手間がかかる為、それぞれの通貨を所有するにはハードルが上がります。
そこで、規格が共通したトークン「ERC20」が生まれました。
その「ERC20」に準拠する形で、新たなイーサリアムベースのトークンが生まれるという仕組みが出来上がったのです。
このトークンを管理する財布が、いわゆるマイイーサウォレットです。
もちろん、マイーサウォレットなら イーサリアムやイーサリアムクラシックも一つのウォレットで管理がきます。
イーサリアムユーザーならば必須のウォレットとも言えるでしょう。
マイイーサウォレットの必要性
まず、日本語対応している事。これがあげられるでしょう。
英語が苦手でも使用しやすいのは、日本人にとって大きなメリットです。
また、ウェブ上で登録・設定して行くのでオンラインウォレットと思われがちですが、マイイーサウォレットは デスクトップウォレットという部類に入ります。
サーバー上に秘密鍵を保存しない(自分で保管する)ので、仮にマイイーサウォレットのサーバーがハッキングを受けたとしてもウォレットの中身が盗まれるリスクは少ないのです。
ERC20にも対応しているので、ICO関連の投資では受取り用・送金用のウォレットとしても人気です。
マイイーサウォレットを使用するメリット
使用の情報量が多い
まず、現状もっとも有名なデスクトップのウォレットであり、品質も安定しています。
これまでの仕様の中で、バグなども出尽くした感があり、不明な操作があっても調べればすぐに情報が得られる状態にあります。
これは、出来立てのシステムなら情報が少なくて 特に仮想通貨初心者だと 手を出すことに抵抗があると思いますが、
すでに信用されるだけの期間を経て、情報も多くあり 使用に困ることも少ないという安心感が マイイーサウォレットにはあります。
環境に依存しない
また、環境に依存せずにアクセスすることができます。
PCごとにソフトをインストールする必要がなく、Webブラウザベースでアクセスができるのです。
他にも、イーサリアムベース通貨 のICOではマイイーサウォレットを推奨されている場合が多いこと。
また、取引所におているよりもハッキングされるリスクが少ないこと等もメリットとして挙げられます。
【マイイーサウォレットの設定方法】
マイーサウォレット(MyEtherWallet・MEW )公式
まずはマイイーサウォレット(MyEtherWallet)の公式サイトにアクセスします。
詐欺サイトもありますので、必ず公式サイトかどうかを確認して正しいアドレスである事を確認してアクセスしてください。
サイトが英語表記の場合は わかりやすいよう「日本語表記」にすることをおすすめします。
その場合は【English】タブをクリックして、プルダウンメニューから【日本語】を選択してください。
そうすると日本語で【お財布の作成】と出ますので、この下の空欄にウォレットのパスワードを 自分で考えて入力してください。
強固なパスワードを入力してください(9文字以上)と書いてあるように、
英語大文字、小文字、数字、記号を使って設定します。
強固な条件を満たしたパスワードを設定できると、そのフレームがこの様に緑色に変わりますので、
【お財布の作成】の青いボタンをクリックします。
そうすると この画面へ移ります。ここでは暗号化された特定のファイル【keystorefファイル】(UTC/JSON)をダウンロードします。
今後、ログインする際に必要となる重要なファイルです。
この青いボタン【ダウンロード keystorefファイル(UTC/JSON)】をクリックすると、暗号化された秘密鍵が作成されます。
日本語訳でわかりにくい部分があるので注意
このようにパスワードを入力することで、それを暗号化した【秘密鍵】作成されました。
マイーサウォレットへログインする(ロック解除)時には、この今作ったパスワードと(暗号化された)【秘密鍵】がセットで必要になります。
一般のログイン時
- 今作ったパスワード
- 暗号化された【秘密鍵】
この2つが必要です。
このパスワードは別途 紙に記録しておく事をお勧めいたします。
メモ帳アプリや スクリーンショットで保管や管理をしていると、ハッキングの恐れがあります。 紙による厳重管理(ペーパードウォレット)がお勧めです。
ダウンロードができたら、赤いボタン「理解できました。続けます。」を押すと次の画面に進みます。
そうすると そこに64文字(桁)の未暗号の【秘密鍵】(先ほどの秘密鍵の暗号化されていないもの)が現れます。
これは未暗号ですので、最も重要度が高いとも言えます。
パスワード同様に印刷もしくは紙に書く(その両方)などして厳重に管理しておきましょう。
すべてを失くすとログインができません
ログイン方法(最終手段)
- 未暗号の【秘密鍵】を入力してログインする
この未暗号の【秘密鍵】はこれだけの1ステップで、マイイーサウォレット内にログインが可能となります。
これ一つでログインできるので、鍵を失くした時など 保険的な役割をするものです。
なので先ほどのパスワードとは別に、紙に書いてオフラインで保存が推奨されています。
その次に「アドレスを保存」のボタンを押すとウォレットが完成します。
こちらの動画でも詳細が説明されています。
バックアップの安全な保管方法
ダウンロードした秘密鍵Keystoreファイル (UTC/JSON) と、今回設定したパスワード、また最後に生成された64文字(桁)の未暗号の秘密鍵のバックアップを、物理的に分かれた、オフライン環境に保存することをお勧めします。
(KeystoreファイルはUSBに保存して、パスワードと 未暗号の秘密鍵は違う紙にメモする。など)
これにより、パソコンのハードドライブの故障、USBドライブの紛失、濡れによる紙の破損、等が原因で秘密鍵とパスワードを失うことを防ぎます。
マイイーサウォレットとは? まとめ
- イーサリアム系仮想通貨専用のデスクトップウォレット
- ERC20に対応している
- 公式サイトからアクセスし、詐欺サイトと間違えないよう注意!
- 無料で使えて品質も安定しており、使い勝手がよい
マイーサウォレット(MyEtherWallet・MEW )公式
その財布の概念が今一つ解りにくいのがネックだわ。
それに、まだまだ ビットコインの方がメジャーだし、仮想通貨としての価値も高いけど、
ここ数年の間に、ビットコインと同じくらいに存在感を増してくるのがイーサリアムと言われているの。
今のうちに、マイイーサウォレットはチェックしておいてね!