そういえば、コインチェックのネムの流出問題って結局どうなったんだっけ?
6月の7日にはネムの出金・売却を再開させているわよ。
あと、コインチェックといえば気になるのが、マネックスに買収されたけど、
どう? ・・・・・大丈夫なの?
これは、マネックスの仮想通貨界参入に多くの人が期待しているといっていいわね。
コインチェック買収でマネックス株価爆上げ。つまり、これが市場の反応。 pic.twitter.com/UwP7uFKHO4
— 投資さん@仮想通貨 ethtown待ち (@okanehuyasuze) 2018年4月3日
コインチェックにとってもマネックスにとってもいい感じに進んでいけそうなのかなぁ?!
いい機会だから、今日はマネックスグループに入ったコインチェックの情報でも共有しようかしら!
1. コインチェックのマネックスグループ入りのおさらい
マネックスG代表取締役の松本氏、「コインチェックには素晴らしいブランド価値がある」
かなり話題になったので、覚えている方も多いと思いますが、少しおさらいをしたいと思います。
2018年1月、コインチェックは外部からの不正ハッキングにより、
当時のレートで約580億円相当のネム(XEM) が盗まれました。
仮想通貨界隈でのハッキングやScamによる被害額を表した図があった。
かの有名なMt.GOXの被害額もさることながら、Coincheckも他の事件と桁違いな被害額であるのが一目でわかる。 pic.twitter.com/7sYyYuVVgk
— Koishi (@kitraum) 2018年5月11日
コインチェックのセキュリティの甘さへの非難、しいては、仮想通貨・仮想通貨取引所への安全性を疑う声が強くなりました。
3月に入り、コインチェックは被害にあったユーザーに対し、約460億円のネムを補償。
4月には、マネックスがコインチェックを36億円で買収
コインチェックは マネックスのグループに入りました。
コインチェックは生き残り、マネックスにしてみると、仮想通貨取引所の技術を最短手段で得ることができたともいえます。
そして、マネックスのコインチェック買収後、マネックスの株は急騰します。
不正流出はあったものの、コインチェックは使い勝手の良さからも人気のある取引所でした。
マネックスグループに入ることで、セキュリティ面の強化も期待されるなど、多くの人がコインチェックの復活に期待していたと見えます。
また、4月の時点でマネックスは、2カ月を目途にサービスの全面再開と仮想通貨交換業登録の準備をするとしていました。
そして、
6月7日には、コインチェックは、ネムの出金・売却を再開しました。
なお、入金・購入は対象外です。
2. これからの展開は?
マネックスは、コインチェックの全面再開を6月中としています。
その運営用の補填のためか、6月14日に 約1億リップル(XRP・58億円ほど)がコインチェックのアドレスに送金された事実が判明しています。
実際に今のところは、全面再開されていませんし、予定は伸びる可能性もありますので、最新のニュースを常にチェックしておきましょう。
しかし、少なくとも全面再開の日はそう遠くないはず。
では、マネックスグループのコインチェックは、今後どのような展開をしていくのでしょうか?
マネックスは、コインチェックのアメリカ、香港、オーストラリアなど海外展開を計画しています。
マネックスは既にアメリカに子会社(Trade Station)がありますが、株式投資などのこれまでのトレーディングには、国の壁がいまだ分厚いです。
株式投資などの場合は、たとえオンライントレードであっても、国外からのトレードを許す国内証券会社はありません。
(外国居住となった場合、その国で許されている日本国外の証券会社で口座開設・トレードとなります。)
そして、こういった仕組みがスタンダードになってしまっているような気がします。
しかし、仮想通貨は株式投資などに比べ、国や地域を超えたボーダレスなトレードが広く行われています。
(中には、国・地域を限定している場合もありますが)
マネックスとしては、この仮想通貨交換業を使って、海外にさらに成長していく可能性を見据えている気がします。
また、取り扱うコインですが、今後 さらに増やしていく計画だそです。
ただ、もともとコインチェックで取り扱っていたMonero(モネロ/XMR)、Dash(ダッシュ/DASH)、Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)という匿名性の高いコインは 取り扱いをやめます。
送金先を追跡できない匿名性の高いコインは取り扱いません。
匿名性の高い通貨は、マネーロンダリング(資金洗浄)や税金逃れのために利用されやすいことから、金融庁から問題視されてきました。
コインチェックが仮想通貨取引所として、正式に登録されるためにも、匿名通貨を取り扱うのは良策ではありません。
あくまで、「現在は」ということなので、今後法整備がされて 取り扱われる可能性もあるかもしれませんが・・・・・
マネックスCEO
マネックスのCEO松本 大(マツモト オオキ) 氏は、コインチェックの流出の何年も前から仮想通貨交換業に興味があったそうです。
実は 2017年10月には、マネックスは仮想通貨界参入を目指している旨を発表していました。
そこに、コインチェックのあの事件、そしてマネックスが買収・業界参入が実現・・・・・
という流れがあったようですね。
結果、すべていい方向にに進むことを祈ります。
公式ブログ:松本大のつぶやき
仮想通貨以外の投資を扱う証券会社のマネックスに、仮想通貨のコインチェックが入ることで、
もともとの古くからいるマネックス証券ユーザーに仮想通貨投資を提案することができます。
また 逆に コインチェックのユーザーには 株式投資などの提案をすることができますね。
マネックスの証券会社側にも、仮想通貨側にもさらに『マネックス』を広く利用してもらえることも利点になると、松本CEOは考えています。
コインチェックをマネックスが買収した5つの理由
- 仮想通貨は世界中でトレードされており、ボラティリティーも高いためトレーディング対象として魅力的、
- 仮想通貨の時価総額は40~50兆円ほどあるため、新たな資産クラスとして良い
- 国際間送金などペイメントの手段になる
- ビジネスとして収益性が高いので利益が上げられる
- これからイノベーション起きるから
Yahoo!ニュース:https://headlines.yahoo.co.jp/
コインチェックの今後の動きも気になりますが、コインチェックを含めたマネックスグループの成長もなかなか見物です。
たまたまコインチェックの問題があったから、そこを買収しただけで、
もともと どこかの小さな取引所の買収を目論んでいたのかなぁ・・・・・?
それは誰にもわからないわね。
最近は大企業の仮想通貨界参入が目立つわ。
もともとある信用は大きな武器だけど、大企業の信用が高いことは、どこもほぼ同じこと。
大企業が多くなってきた仮想通貨業界で、
それぞれの会社のサービスがどんなものになっていくかにも注目していきたいわね!
では、ここで今日のまとめ!!
まとめ
- 2018年1月、コインチェックは外部からの不正ハッキングにより、当時のレートで約580億円相当のネムが盗まれた。3月に入り、コインチェック約460億円のネムを補償。
4月には、マネックスがコインチェックを36億円で買収した。 - 4月の時点でマネックスは、2カ月を目途にサービスの全面再開と仮想通貨交換業登録の準備をしていた。6月7日時点、コインチェックは、ネムの出金・売却を再開。
- マネックスは、コインチェックのアメリカ、香港、オーストラリアなど海外展開を計画中。
- 取り扱うコインは今後増やしていく。ただ、Monero(モネロ/XMR)、Dash(ダッシュ/DASH)、Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)は 取り扱いをやめる。送金先を追跡できない匿名性の高いコインの取り扱いはしない意向。
- 今のところは、匿名性の高いコインの取り扱いはしない方針だが、状況により始める可能性もある。
- もともとのマネックス証券ユーザーに仮想通貨投資を、コインチェックユーザーには株式などへの投資を提案できることも強み。コインチェックの動向だけでなく、これからのマネックスグループ全体の成長も著しくなりそう。
少しくらい遅れても それだけ慎重に 準備してるってことじゃないかしら?
展望も明るいんじゃない?!