法定通貨の海外送金より、早くて安いよね?
単純に送金するなら、どの仮想通貨が一番いいんだろう?
速さと安さだったらStellar(ステラ)が注目されているけど、知ってる?
リップルの進化形としてよく知られているわ。
リップルと何が違うの?
今回は ステラについて話していこうかしら!
1. (Stellar)ステラってどんなもの?
Stellar(ステラ)は、最速・最安で国境なく送金・決済が可能なプラットフォームです。
現時点で時価総額7位の仮想通貨で、通貨単位はXLM(ルーメン)です。
法定通貨のドルやユーロ、その他の仮想通貨ビットコインやリップルにも換金できます。
ステラはRipple(リップル)のプロトコルをベースに開発され、2014年7月に公開されたコインです。
用語解説:プロトコル
プロトコルとは? 仮想通貨のルールのようなもの。取引が公正か否かをチェックするもの
後に、改良されたステラ独自のプロトコルを採用しています。
セキュリティやスケーラビリティ(コンピュータシステムの規模の変化に耐えられる柔軟性)の面から、独自のものへ変えたようです。
もともとリップルから生まれたものなので、似ている部分もありますが、同じというわけではありません。
- リップル → 世界の大手銀行などの法人向け
- ステラ → 友人・家族間などの送金やショッピングの支払いなど個人向け
という感じです。
先ほども 書きましたが、他の通貨へ換金可能なので、海外にいる家族への送金にステラはうってつけと言えます。
例えば、日本にいるあなたがフランスにいる家族に送金したいとします。
ステラを用いれば、日本円をステラ経由でユーロに変えて送ることができるのです。
しかも送金手数料は、ほぼ無料(0.00001XLM)で送金にかかる時間は、なんと5秒!
銀行だと海外送金は、3日~10日かかるうえに、送金・受け取り手数料に何千円とかかるので、かなりの差ですね。
ステラ送金最強説!
ですが、「0.00001XLMで安いけど、ステラの価格が爆発的に高騰すれば手数料も高くなっちゃうのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ステラは、もちろん価格変動はありますが、価格調整もされています。
ステラはもともと1,000億枚発行されたのですが、その後、1年ごとに1%発行量を増やしてるんですね。
『発行数を増やすと市場にステラが多くなる。』多くなると価値が下がり、価格が抑えられるという仕組みです。
ステラの開発ですが、民間企業ではなく、非営利団体のStellar Development Foundationが行いました。また、中心メンバーには仮想通貨界では超有名人のジェド・マケーレブ氏がいます。
ジェド・マケーレブ氏はあのマウント・ゴックス社の創業者です。
当時世界最大級だったビットコイン取引所で、ビットコイン流出問題で世間を騒がせました。
この事件で仮想通貨を始めて知った人も多いのはないでしょうか。
事件があった時は、ジェド・マケーレブ氏がマウント・ゴックス社を売却した後で、後任のマルク・カルプレス氏が買収・CEOになってからのことです。
それも売却後の内部汚職ということなので、まったくジェド・マケーレブ氏は当件と関係はないのですが、その創業者として あまりいい話ではないですよね。
また、2016年中には世界最大級の会計事務所Deloitte、2017年10月にはIBM、2018年1月には欧州で有名なフランスのTEMPOという送金企業と提携を結んでいます。
やはり圧倒的な手数料の安さ・送金スピード、通貨のボーダーレス化という点でステラ採用を決定したようです。
2. ステラの取引情報
ステラの通貨単位は、XLM(ルーメン)です。初期はSTR(ステラ)と呼ばれていましたが、2015年にXLMに変わっています。
XLMは2014年8月のリリース当時は、1XLM=0.002USドルでしたが、2017年11月から2018年1月に急騰。
最高で1XLM=1USドル(日本円で約100円)近くまで高騰しました。
現在2018年6月半ばの時点では1XLM=約0.20USドル台(日本円で約20円台)あたりをウロウロしています。
上場取引所ですが、日本国内取引所では 唯一Mr.Exchangeという取引所がXLM(ルーメン)を取り扱っていたのですが
このように閉鎖する方向のようで、現在 購入できる所はありません。
海外の取引所では、Binance(バイナンス)、Bittrex(ビットレックス)、Poloniex (ポロニエックス)Kraken(クラーケン)など多くの取引所で売買可能です。
最近では2018年3月HitBTCに上場をはたしました。
ポイント
XLMに限ったことではありませんが、海外の取引所利用を利用する場合、まずは国内の取引所でイーサリアムなどの主要通貨(ビットコインやリップルなど)を手に入れてから 送金する必要があります。
また、ステラのこのアカウントでは登録にFacebookの認証が必要です。
ステラ公式 ⇒ https://launch.stellar.org/#/login
どうやらこれは、中国がでの取引の偏りへの対策だそうです。
中国ではFacebookの利用が禁止されているため、中国からXLMの売買を防ぐことができ、価格の調整もしやすいのではないかと思われます。
(中国マネーによる価格変動が起きにくくしている)
ステラ(XLM)対応ウォレット
ステラのウォレットは既に こんなに(14個)あるんですね。
ウォレットタイプも以下の3種類に分けることができます。
- ディスクトップウォレット
- モバイルウォレット
- WEBウォレット
まず、ディスクトップウォレットは以下の4つ
- Ledger
- StllarTern
- Foxlet
- stargazer
そして、モバイルウォレットは6つ。
- LOBSTR
- stargazer
- centaurus
- PAPAYA
- interstellar
- FIREFLY
ウエブウォレットは11あります。
- Ledger
- Stronghold
- StllarTern
- ASTRAL
- Stellarport
- LOBSTR
- SAZA
- PAPAYA
- interstellar
- FIREFLY
- smartlands
モバイルウォレットとWEBウォレットとして使えるLOBSTRに関しての登録方法を解説しています。
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世界のどこにいてもお金は必要だし、送金サービスは需要があるのよ。
そこに圧倒的な安さとスピードを持っているステラは素晴らしいわね!
では、ここで今日話したことをまとめるわね。
まとめ
- Stellar(ステラ)は、最速・最安で国境なく送金・決済が可能なプラットフォーム。
時価総額7位の仮想通貨。法定通貨のドルやユーロ、その他の仮想通貨ビットコインやリップルにも換金可能。 - もともとリップルから生まれたものだが、現在はステラ独自のプロトコルを採用。リップルが法人向けなのに対し、ステラは個人向け。
- 送金手数料は、ほぼ無料(0.00001XLM)で送金にかかる時間は5秒。
- ステラはもともと1,000億枚発行されたが、その後、1年ごとに1%量を増やしている。価格変動はあるものの、価格調整もされている。
- ステラの開発は、民間企業ではなく、非営利団体のStellar Development Foundationが行った。中心メンバーにはマウント・ゴックス創設者のジェド・マケーレブ氏がいる。
- 2016年中には世界最大級の会計事務所Deloitte、2017年10月にはIBM、2018年1月には欧州で有名なフランスのTEMPOという送金企業と提携を結んでいる。
- ステラの通貨単位は、XLM(ルーメン)。初期はSTR(ステラ)であったが、2015年にXLMに変更。
- XLMは2014年8月のリリース当時は、1XLM=0.002USドル。2017年11月から2018年1月に急騰。最高で1XLM=1USドル(日本円で約100円)近くまで高騰し、現在2018年6月半ばの時点では1XLM=約0.20USドル台(日本円で約20円台)。
- 国内取引所ではMr.Exchange、海外の取引所では、Binance(バイナンス)、Bittrex(ビットレックス) Kraken(クラーケン)などで売買可能。また、ステラにはFacebookの認証が必要。
堅いコインとして、ステラのことは覚えておくといいわね!