何コレ?!
Tether(テザー)っていうコインのこと?
Yahooニュース見てたら出てきたんだ!
気になって、ちょっと調べてみたら、Tetherに関するニュースって他にも ドンドンでてくるし・・・・・
このTetherって何モノなの?
Tetherがどういうものか知る必要があるわね。
知っておきたいかも!
では、今日はTether(テザー)についてお話していくわ!
1. Tether(テザー)って何?
Tether(テザー)は、2015年2月リリースの仮想通貨/プラットフォームです。
通貨の名前は、USDTと表記されます。
USDと名前につくだけあって、米ドルの値動きにほぼ連動するよう作られています。
1USDT=約1米ドルのペッグ通貨(他の通貨と価値ができるだけ同じになるよう作られているコイン)です。
しかし、価格変動が全く無いというわけではないので、ご注意ください。
このように、法定通貨にほぼ連動するものとして、Zen(ゼン)という日本円に連動する仮想通貨があります。
簡単にいうと、Zenの米ドル版がTetherと言えるかもしれません。
「Zenってなんだ?」という方は、合わせて読んでみてください。
こういった法定通貨に連動したものは、売買で利益を出したいという方には向かないかもしれません。
ただ、価格が安定していてリスクが少ない、法定通貨より送金が早い・送金手数料が安いという利点から、法定通貨の便利バージョン(ブロックチェーン)と考えると重宝しそうですよね。
しかし、重宝するのは、あくまで信用があってこそ。
信用の点で、Tetherをやや懐疑的に見る人もいます。
Tetherに関しては、「大丈夫?」というような怪しいニュースが何度か出ています。
例えば...
2017年には、第三者による監査が行われなかったこと、
また日本円で約30億円以上のTetherがハッキング被害にあったことが明らかになりました。
2018年に入っては、価格操作が行われたのではないか、という指摘が出ています。
仮想通貨では、非中央集権型であることが多いのですがTetherは中央管理型です。
Tetherは、Tether Limitedという企業により運営されています。
Tether Limitedは中央管理者として、米ドルの管理とTetherの新規発行を行っています。
こういった中央管理という点から、もともとハッキングや管理者の不正・不祥事のリスクが指摘されることがありました。
そして、先日2018年6月15日にYahooニュースになっていたものがコチラです↓
(以下、Yahoo!ニュースより一部抜粋です)
Yahoo!ニュース
『昨年12月のビットコイン価格の急伸は価格操作によるものだと指摘しており、香港の仮想通貨取引所大手ビットフィネックスが、ビットコインと連動性の強い仮想通貨「Tether(テザー)」を利用し、価格を引き上げたのではないかと発表している。
調査報告では、価格操作そのものの証拠を確認したというわけではないが、複数の「疑わしいパターン」があったと指摘。テザーがビットコイン価格の上昇に関わっているという話はこれまでも市場で聞かれた。
これに対して、ビットフィネックスの最高経営責任者(CEO)は、ビジネスインサイダーとのインタビューで、「ビットフィネックス、テザーも市場価格操作のような行動に従事したことはない」
「取引所において、テザーがビットコインや他のコイン、トークンなどの価格を引き上げることは不可能だ」と反論』
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180615-00021606-forbes-bus_all
真相は不明ですが、いろんな意味で 注目度は高く、Tetherに期待している声も多くあります。
信用ある米ドルペッグコインとして、しっかりその地位を確立してほしいですね。
ドルペッグコインとは?
1枚のコインが1ドルの価値にペッグ(固定・調整)されたコインという意味
2. Tether取引情報
米ドルと連動しているペッグ通貨ではありますが、先述した通り、価格変動がまったく無いというわけではありません。
上場したての2015年2月には1USDT=約1.21米ドル、同年3月には1USTD=約0.57米ドルまで下がりました。
その後順調に1米ドルをキープ。
2016年8月に一時的に0.96米ドルに下がるも、翌年7月まで価格維持ができていました。
2017年4月には、最低0.92米ドルまで下がるも、翌月には約1.07米ドルまで上がっています。
直近で大きく値上がりしたのは、多くの仮想通貨が爆上がりを経験した2017年12月で約1.08米ドル。
Tetherを多く保有するとなると、この少しの価格変動が大きく感じられるかもしれませんが、ほぼ1米ドルをキープできているといえます。
Tetherは、Binance(バイナンス)、HitBTC(ヒットビーティーシー)、Bittrex(ビットレックス)、Poloniex(ポロニエックス)などの海外の取引所で購入が可能です。
海外の取引所利用の場合、まずは国内の取引所から海外取引所への送金が必要となります
日本語サービスと日本円取引を行っている、アメリカ発の取引所Kraken(クラーケン)にも上場しており、すでに多くの日本人も利用しています。
しかし、Krakenは今年7月からに日本でのサービスを一時休止することになっているので、ご注意ください。
まとめ
- Tether(テザー)は、2015年2月リリースの仮想通貨/プラットフォーム。
通貨名称は、USDT。1USDT=約1米ドルのペッグ通貨であるが、価格変動が全く無いというわけではない。 - 売買で利益を出すことには向かない。しかし、他の仮想通貨に比べ、価格変動が少なくリスクが低い。法定通貨と比べると送金が早く、送金手数料が安いという利点がある。
- 2017年には、第三者による監査が行われなかったこと、また日本円で約30億円以上のTetherがハッキング被害。2018年に入り、価格操作が行われたのではないか、という指摘が出るなど不祥事・疑惑がある。
- Tetherは、Tether Limitedという企業により運営されている。Tether Limitedは中央管理者として、米ドルの管理とTetherの新規発行を行う。中央管理という点から、もともとハッキングや管理者の不正・不祥事のリスクが指摘されていた。
- 上場したての2015年2月には1USDT=約1.21米ドル、同年3月には1USTD=約0.57米ドルまで下がった。直近の大きくな値上がりは、2017年12月で約1.08米ドル。多少の価格変動はあるものの、ほぼ1米ドルをキープしている。
- Tetherは、Binance(バイナンス)、HitBTC(ヒットビーティーシー)、Bittrex(ビットレックス) Poloniex(ポロニエックス)などの海外の取引所で購入が可能。
- 日本語サービスと日本円取引を行っている、取引所Kraken(クラーケン)にも上場していたが、Krakenは今年7月からに日本でのサービスを一時休止することになっているので注意が必要。
だから なおさら 安心して保有できるものであって欲しいわね。