黒船が来るぞー!
元気ね。
それより 何よ?
黒船って?
アメリカの大手仮想通貨取引所『コインベース』が日本に進出してくるっていう話!
まあ、時間の問題だったんじゃない?
ほら、日本って仮想通貨の保有率が高いじゃない?
仮想通貨界で、日本は大きなマーケットなの。
そこに目をつけるのは、当然のことよね。
日本国内でも、メガバンクが仮想通貨取引所に乗り出しているけど、
どっちがいいのかな~って。
コインベースはまだ、日本での営業が認められていないから 分からないこともあるけれど、今分かっていることをまとめて教えてあげるわ。そこから考えてみるのはどうかしら?
と、とりあえずコインベースについて聞かせてよ!
コインベース(Coinbase)とは?
まずは、コインベースについて簡単にご紹介します。
コインベースとは?
コインベースは、2012年6月創業のサンフランシスコにベースを置く、アメリカの仮想通貨ウォレット&取引所です。
アメリカ国外の32カ国に事業展開をしており、ユーザーは2000万人越え、取引額1500億ドルを超えている業界の超大手です。
創業者 CEOは?
コインベースCEO Brian Armstrong
創設者でありCEOは、Airbnb(エアビーアンドビー:宿泊施設を貸し出す人向けのサイト)の元ソフトウェアエンジニアのブライアン・アームストロング 氏。
まだ35歳という若さですが、コインベースを創設、2017年8月には1億ドルの資金到達、企業評価額を16億ドルにまでする成功を手にした人物。
続いて、コインベース(coinbase)取引所のサービス面を見ていきましょう。
Coinbaseサービス
手数料は1.49%と少し高めですが、セキュリティの高さが支持されており、また専用アプリも使いやすと評判です。
現在の取り扱いコインは、
ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコインの4種類です。
しかし、2018年6月11日のオフィシャルブログでは、イーサリアムクラシックのの取り扱いを準備中とのこと。
その時のアナウンスでは今後数ヶ月以内に上場を予定としています。
なので もうしばらくすると、イーサリアムクラシックも仲間入りし、5種類のコインの取り扱いとなりそうです。
そんな業界最大手のコインベースが日本進出に関する情報が、2018年6月4日 コインベースのGM(ゼネラルマネジャー)のブログで発表されました。
Coinbase副社長兼GMダンロメロ(Dan Romero)
日本進出の話になると、日本のメガバンク三菱UFJ銀行(MUFG)との関係が話題になっていますよね。
東京三菱UFJ銀行は2016年7月にコインベースに約1000万ドルの出資をしています。
ちなみに日本のMUFGから以外にも、コインベースは多くの世界的大企業から合わせて2億1700万ドル(200億円ほど)の出資を受けています。
Coinbase 日本進出の動き
コインベースは、日本進出を発表しましたが、日本のコインベースはどのような感じになるのでしょうか?
2018年6月4日に発表されたコインベースGMの先ほどのブログによると・・・・・
コインベースは、アメリカやその他32の国に展開するコインベースと同様、コンプライアンスや法律を遵守するため金融庁と慎重に話を進め、綿密な計画のもと日本進出を進めたい。
今まで他国で築き上げた同等の信頼を、日本の顧客とも築いていきたい。
また、日本の顧客が使いやすいよう、日本語表記にもしていきたい。
とのこと。
コインベース ジャパン CEO
日本のコインベースのCEOには、北沢 直(きたざわ なお) 氏が就任します。
北沢 氏は、慶応義塾大学法学部卒業、ペンシルベニア大学大学院修了。
モルガン・スタンレー証券(現三菱モルガン・スタンレー証券)で6年間投資銀行員として活躍、その後は、お金のデザインという金融ベンチャー企業のCOOとなりました。
また、日本法・ニューヨーク法の弁護士資格も持つ人物でもあります。
コインベースのGMのブログ内では、『フィンテック業界のリーダー』と紹介されています。
先ほども、少し述べましたMUFGとの関係ですが、東京三菱UFJ銀行が2016年に出資、コインベースと長期海外進出戦略に協力するパートナーシップを結びました。
今回のコインベース日本進出の発表で、日本向けのサービスを提供するに あたり、MUFGとコインベースがさらに協力関係を強めていくこととなりそうです。
なお、MUFG独自開発の仮想通貨も作っています。そのMUFJコインの詳しい解説はコチラ↓
そのMUFJコインを、コインベースで取り扱うかどうか、という情報は 今のところ ありません。
あと、やっぱり、気になるのがMUFGとの連携!
綿密に日本進出計画を練ってるんだろうな~!
使い勝手でいえば、世界では高評価だけれど、日本進出にあたって、日本の顧客が使いやすいか?ということが問われるわ。
取引所を日本語表記にしていくことが、ブログで発表されていたわよね。
だけど、海外のサイトの日本語ページって、日本人にとっては見にくいデザインだったり、意味不明な文章とか、更新が遅かったり・・・・そこで
MUFGの日本人パートナーのもと、細かいところにも行き届いたサービスになると嬉しいわね。
それでは、ここでまとめよ!
まとめ
- コインベースは、2012年6月創業のサンフランシスコにベースを置く、アメリカの仮想通貨ウォレット&取引所。アメリカ国外32カ国に事業展開をしており、ユーザーは2000万人超え、取引額1500億ドルを超えている。
- 創設者兼CEOは、ブライアン・アームストロング 氏、35歳。昨年8月にはコインベースに1億ドルの資金到達、企業評価額を16億ドルにまでにした人物。
- コインベースの手数料は1.49%と高めだが、セキュリティの高さや専用アプリも使いやすさから好評。
- 現在の取り扱いコインは ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコインの4種類だが、イーサリアムクラシックの取り扱いを準備中。数カ月の内に、イーサリアムクラシックを含む取り扱いコインは5種類となりそう。
- 三菱UFJ銀行は2016年7月にコインベースに約1000万ドル(10億円)の出資。日本のMUFGから以外にも、コインベースは多くの世界的大企業から合計2億1700万ドル(200億円ほど)の出資を受けている。
- 現在、コインベースは日本進出にあたり金融庁と綿密に調整中。日本の顧客との信頼関係を築いていきたい旨、サイトの日本語対応にしていきたい意向もブログで発表された。
- 日本のコインベースのCEOには、北沢 直 氏が就任予定。北沢氏は モルガン・スタンレー証券(現三菱モルガン・スタンレー証券)で投資銀行員から→『お金のデザイン』という金融ベンチャー企業のCOOという経歴がある。また、日本法・ニューヨーク法の弁護士資格も持つ人物でもあり、コインベースのGMのブログ内では、『フィンテック業界のリーダー』と紹介されている。
- 三菱UFJ銀行の2016年に出資時、同社とコインベースの長期海外進出戦略に協力するパートナーシップを結んだ。コインベース日本進出にあたり、MUFGとコインベースがさらに協力関係を強めていくこととなりそう。