略すとワケわかんなくなるわね。
Decentralized Applicationsを略してDapps(ダップスまたはディーアップス)と呼ぶの。
セントラル:central(中央)の否定形、Decentralをイメージすると解かりやすいでしょ。
日本語になおすと「非中央集権・分散型アプリケーション」。
このDapps・ダップスが今日のテーマよ。
それじゃぁ、解説していくわよ!AIを起動するわ!
Dappsの特徴は?これまでのアプリケーションとどう違う?
現在のシステムやアプリケーションは「クライアントサーバーシステム」が主流です。
この従来のサーバーシステムは、
- 情報を管理・収集する「サーバー」
- サーバーにある情報を引き出す「クライアント」
以上の2つから構成されています。
サーバーは役割に応じて複数のタイプがあり、その複数がネットワークで繋がり、1つの役割を担っています。
「クライアント」とは、私たちエンドユーザーが使用する端末です。
例えば、私たちはスマートフォンやパソコンの端末を通して、サーバーにアクセスする事で インターネット上のサービスを利用しています。
これに対して、Dappsは「クライアント」と「サーバー」という主従関係がありません。
DappsのDは「Decentralized(非中央集権型)」とあるように一定の企業などが管理するサーバーが存在せず、すべてのコンピューターが並列に機能し、
それらが網の目のように全てと繋がっているP2P(ピア・ツー・ピア方式)でサービスを展開する仕組みです。
こちらの動画でも解説しています。
まず1つめは「コスト削減」。
サーバーは高性能なコンピューターを使っているから とても高価なの。
扱うデータが増えればサーバーを増やす必要もあるし、より安定して稼働させるためにはミラーサーバーといって同等の機能をもつサーバーを複数用意する必要もあったわ。
だからサーバーを使用しないというのはコスト面で大きなインパクトがあるのよ。
もう1つは「障害に強い」ということよ。
仮に、悪意のある誰かがデータを改ざんしようとしても Dappsならば全てのコンピューターに同じ情報が記録されているから、
もし一部のコンピューターが攻撃されても、他のコンピューター同士でお互いに保有しているデータを照らし合わせてすぐに間違いを修復する事ができるというわけ。
Dappsという新しいアプリケーションの仕組みが登場したのよ。
これまでもP2P方式でコンピューター同士を繋いでいく技術はあったんだけど、セキュリティの対策が取りづらい事が欠点だったの。
だから情報を サーバーに集めて(アップして)、そのサーバー自体にセキュリティをかける、従来のクライアントサーバー方式が主流になったのね♪
P2P方式の欠点をブロックチェーンが解決した事で、一気に注目されているって事だね!
現状のDappsの具体例は?仮想通貨の他にもあるの?
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イーサリアムの回でも触れたけど、イーサリアムは仮想通貨の枠を超えて、さまざまなシステムに応用ができるプラットフォームが本来の姿よ。
そしてイーサリアムと同様のコンセプトを持ったNeo(ネオ)、Qtum(クアンタム)上でも様々な分野のアプリケーションが展開されているわ。
こちらのサイトがよくまとまっているわよ。
ゲームやショッピングに音楽配信まで、色々あるんだね!
Dappsの将来性は?
ただし、日本国内で見ると、規制が厳しくて
Dappsのアプリを作るだけでも仮想通貨交換業の免許を金融庁から取得する必要があるのが、今の状態よ。
IT大手のサイバーエージェントも免許を取得しようと試みたけど、金融庁の要求があまりにも厳しく、免許取得を諦めたという話があるくらいなの。
あのサイバーエージェントが取れないくらいだから、日本のベンチャー企業がDappsの開発に本腰を入れるのは相当 難易度が高いわ。
現に優秀なエンジニアは、シンガポールなど規制が緩い国に移って行ってるそうよ。
日本のエライ人たちも しっかりこの防衛軍のサイトを見て勉強して、仮想通貨やDappsの未来を正しい方向に導いて欲しいものだね。
そうしないと、日本が 世界からに取り残されちゃうよ。
じゃあ、今回をまとめるわ!!
Dappsはこれからどう活用されていくのか? :まとめ
- 非中央集権型・分散型アプリケーションの略。サーバーを必要とせず、P2P方式でコンピューター同士をつなぎ、アプリとして機能するシステム。
- ブロックチェーン技術を用いる事により、低コストで障害にも強い。
- 仮想通貨の仕組みだけでなく、様々なシステムに応用が可能
- あまりにも革新的な技術である為、まだ日本での規制は厳しいが、徐々に浸透していく可能性も
5年〜10年といった長いスパンで見れば 日本にも浸透していくんじゃないかしら?
きっとアメリカあたりで Dappsの会社が伸びてきて世界進出するようになれば、
アメリカの エライ人が日本にもいろんな方法で規制を緩和するよう、働きかけるわよ…きっと。
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