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— Yahoo Finance (@YahooFinance) 2018年5月24日
ヤフーなんてスーパー大企業じゃん!
そうしたら、他の仮想通貨への影響もスゴイんじゃないの?
業界への影響はありそうね。
しかも、ヤフーってことはソフトバンクも関係しているの?!
ソフトバンクってことは、孫正義がブロックチェーン業界に関わってくるってことだよね?!
ねぇ、どうなの?!
Brandi Chastain's Hall of Fame plaque looks nothing like Brandi Chastain https://t.co/nl7Q9O5Nww pic.twitter.com/4FWm5IVqTc
— Yahoo (@Yahoo) 2018年5月22日
あ~!気になる!!
ヒトミちゃん、解説お願い!
今日も元気に お仕事参りますか?
じゃあ 今回は、ヤフーの仮想通貨業界参入について解説してあげる♪
1. Yahoo!(ヤフー)が仮想通貨取引所にガチ参入?
ヤフーが本格的に仮想通貨交換業参入のとなれば、業界への影響はかなり大きなものとなるでしょう。
ニュースを見て、驚かれた方もいるかもしれません。
たしかに、ヤフーが仮想通貨交換業への参入を表明したのは間違いありません。
しかし、どうやら実際には、ヤフーの子会社が既存の取引所の資本の40%を保有することになったというほうが正しいです。
2018年4月13日にヤフーが発表した文書を見てみると、ヤフーの子会社であるZコーポレーション株式会社が、株式会社シーエムディーラボの子会社の株式会社ビットアルゴ取引所東京への資本参加をすることとなったと書かれています。
会社名 | Zコーポレーション株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区紀尾井町 1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー |
設立 | 平成30年1月18日 |
株主 | ヤフー株式会社 100% |
代表者 | 代表取締役 宮坂学 |
Yahoo!の出資前は、100%シーエムディーラボが持っていた資本が、
出資後はシーエムディーラボ60%・Zコーポレーション40%の株式保有の割合になります。
コインチェックをネット証券会社マネックスが買収したことで、マネックスも仮想通貨取引所の仲間入りを果たし 話題となりました。
ヤフーの子会社も既存の取引所の株式を保有することで、仮想通貨取引所の参入へのショートカットをしたように捉えることもできます。
これで、ヤフーの子会社とはいえ、ヤフーは自ら取引所を一から作らずとも、ブロックチェーン技術の仕組みを獲得したことになります。
そして、2018年秋をめどに取引所として運営を始めるようです。
ちなみに、ヤフーの子会社が出資した株式会社ビットアルゴ取引所東京ですが・・・・
株式会社ビットアルゴは2017年5月26日に設立された、まだ新しい会社です。金融庁の仮想通貨交換業にも登録されています。
ビットアルゴ取引所東京(ARG)
会社名 | 株式会社ビットアルゴ取引所東京 |
所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目3番2号 東京エステートビル4F |
設立 | 2017年5月26日 |
代表 | 尹 煕元 |
資本金 | 1000万円 |
事業者登録 | 関東財務局長 第00011号 |
ビットコイン出金 ※ビットコインネットワークへのトランザクション手数料 |
0.0005 BTC |
今のところ、ビットアルゴ取引所東京(ARG)は運営しておらず、その他のアルトコインの上場やICOの予定もないようです。
かつてはビットコインのみの取引をしていました。
ただ、やはりヤフーのような大企業と繋がりを持ったこれからは、取り扱い通貨の種類が増えることや、独自通貨のICO実施なども期待されます。
ヤフオクやYahoo!プレミアムなどのヤフー内のサービス、そして親会社ソフトバンクのサービスも、仮想通貨での決済利用が可能、その他にも色々なサービスが・・・・・なんてことも考えられます。
とりわけ、ヤフーはインターネットサービス・そしてソフトバンクはモバイル端末そしてアプリまで提供している会社なので、
インフラとハードとソフトを同時に一つのグループで提供することが可能です。
必然的に仮想通貨の普及に好都合な条件がそろうことは想像できますよね。
ソフトバンクというより、今のところは『ヤフーの仮想通貨業界参入』ということですが、ソフトバンクトップの孫 正義 氏がタイミングを見計らって、仮想通貨業界で本気を出してくる日も近いかも?!しれません。
2. 仮想通貨業界への影響
ヤフーは、大企業で信用もあります。そんな大手企業が仮想通貨業界に入ってくれば、やはり小さな取引所などは影響を受けてしまいそうですね。
コインチェックの巨額のネム流出後、金融庁が仮想通貨交換業登録済みの16社のうち複数社と登録申請中の『みなし仮想通貨交換業者』16社に立ち入り検査を実施しました。
出典:金融庁 https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20180427-2.pdf
みなし業者10社と登録業者2社を行政処分、みなし業者の10社中7業者が登録さえもできない状況となっています。
(ちなみに、コインチェックはみなし業者でしたが、大手証券会社マネックスにより完全子会社化されました)
ビットコイン・仮想通貨人気で仮想通貨取引所が次々と現れました。
金融庁への登録申請が本格的に始まる前までは、あくまで『みなし業者』として何とかやっていけたのです。
しかし、金融庁が動き出し厳しいチェックが入ると、こんなにも多くの業者が倒れてしまいました。
株式投資などに比べて、まだまだ歴史の浅い仮想通貨界。
まだまだ新しい規制やルールなどが制定される可能性もあります。
それに対応できるほどの資本力も、企業には求められそうです。
こんなときにも強いのが、やはり大手企業ではないでしょうか。
今回のヤフーのように、すでにある程度出来上がったのもを買収できる力があります。
それだけでなく、企業としての基盤がしっかりしているので、経営・管理の面でも共に信用がありますよね。
今回、金融庁の立ち入り検査を通過した登録済み業者も、ヤフーの子会社とはいえ、この圧倒的に信用のある企業らと競争していくことになります。
利用料金やサービスの面で、何かしら差別化を図られなければ生き残りが 厳しくなることが予想されます。
ヤフー、マネックスと次々に大きな企業の参入で、これからも仮想通貨取引所・仮想通貨業界の構図はさらに目まぐるしく変わっていくでしょうね。
久しぶりにtweetしたら、皆さんに迷惑かけてしまった。
トホホ…。— 孫正義 (@masason) 2015年8月28日
彼は、きっと最高のタイミングを見計らって、仮想通貨業界でも おもしろいことを仕掛けてくるんじゃないかなぁ⁇
ボーダフォンやヤフーにしたって、孫正義氏は買収という形でビジネスを大きくしているし。
今回の仮想通貨取引所にしても、すでにあるものを使って、自分たちの くさびを業界に打ち込んだという感じがするわね。
A ‘disaster’? ‘American Idol’ finale gets off to rough start https://t.co/QNJh7pYJdf pic.twitter.com/BUtjLn1QGB
— Yahoo (@Yahoo) 2018年5月21日
じゃあ、今回のまとめよ!
まとめ
- ヤフーの子会社であるZコーポレーション株式会社が、株式会社シーエムディーラボの子会社の株式会社ビットアルゴ取引所東京への資本参加をする。
- 2018年秋をめどに取引所として運営を始める予定。
- 株式会社ビットアルゴは2017年5月26日に設立され、金融庁の仮想通貨交換業にも登録済。今のところ、取り扱いはビットコインのみで、ICOや新通貨を開発する予定はなし。
- ビットアルゴは、ヤフーの資本参加により、その他のコインの取り扱いやICOなど巷では期待されている。
- ヤフオクなどのヤフー内のサービス、親会社ソフトバンクの端末サービスも、仮想通貨での決済利用が可能など、仮想通貨界隈では期待が大きい。
- 孫正義 氏の動向にも注目が集まっているが、今のところ大きな動きは見られない。ただ、このヤフーの参入が序章、今後ベストなタイミングで孫正義 氏も本格始動するかも...。
- 金融庁の立ち入り検査で、みなし業者の多くが撤退。また、ヤフーだけでなくマネックスも買収で仮想通貨業界に参入するなど、信用のある大企業が仮想通貨業界においても影響力を持ちそう。
- 今ある登録済み取引所も、これからはヤフーのような大企業傘下の取引所との競争を余儀なくされる。生き残るために、各業者には差別化が必要。
仮想通貨のさらなる盛り上がりとともに、これからヤフー取り組み方も変わってくるんじゃないかしら?